FXもバイナリーオプションも金融派生商品(デリバティブ)と言われる金融商品です。両方とも通貨に対して投資をすることができますが、FXでは値動きがないと利益を出すことができません。バイナリーオプションは期限のときに指定した価格より高くなっているか低くなっているかを予想して購入するため、値動きがない時間帯でも利益を出すことができます。ただし満期が来て失敗していた場合、自動的に清算され、購入金額が損失となってしまいます。
バイナリーオプションはFXのリスクヘッジとして活用することができます。FXは購入してから利益確定するまで絶えず値動きがあります。よほどの短期的な取引でない限り、利益確定をするまでに値段は上下します。つまり利益が減ってしまったり損失が膨らむタイミングもあるのです。
そういったタイミングを読んで建玉を清算すればよいのですが、スプレッドというコストがかかってくるため、あまりに短期間での売買はコストが高くなってしまいます。そんなときにバイナリーオプションで反対売買をすることで、建玉を清算することなく両建てのような状態にすることができるのです。例えばドル円をロング(購入)していた状態で、瞬間的に指数の発表などで値下がりを予想していたとします。そのときにバイナリーオプションでプット(値下がり予想)を購入しておくと、予想通り値下がりをしたらバイナリーオプションで利益が出ますし、予想がはずれて値上がりした場合、バイナリーオプションは損失になりますが、FXで利益が出る状態を作ることが出来ます。