現在FXを行っている人、これから行おうかと検討されている方でFX用の投資資産としてどれくらいを証券会社に預け入れるのがよいかについてご説明します。投資スタイルにもよりますが、最低限度額、例えば10000米ドルで取引を始める場合、単純に1ドル120円として、レバレッジ25倍を適用すると48000円の資金が必要です。証拠金とも言います。但し、1円あなたの予想したほうとは逆に触れると1万円がなくなり、証拠金が50%(証券会社により30%から90%程度の幅はあります)を割ると強制的にロスカットが発動され、反対売買により決済がなされ損失が確定してしまいます。
その後、盛り返してあなたの予想通りの方向に戻したところでロスカットされたあとでは意味がありません。ここで、1000米ドル単位に下げて投資額を見かけ10倍にする方法もありますが、レバレッジを効かせて持っているお金の数十倍(ここでは25倍)の取引をするところがFXの醍醐味ですから単位を減らすのはこの取引の意義から反します。よって、ロスカットをされずにすむだけの余裕を持った証拠金を入れることにするわけです。かなりの長期戦になるかもしれませんが、ここ10年程度をみれば現在の110円程度は以前の125円台から津波被害のあったときの底値80円割れからの戻りを考えても50円程度の余裕を見ておけばたとえ、日本に強烈な外圧が加わったとしても耐えうることが分かります。
よって買いから入るのであれば証拠金としては10000米ドルに対しては40万程度(1ドル70円まで可能)、売りから入るのであれば30万円程度(1ドル140円まで可能)といえます。板に張り付くことが出来る人は10万円程度で自身の決めたカット率で損切り、利益確定を行えばここまで預け入れる必要はありません。