FXは為替差金取引と言い、毎秒変化する通貨の価値の差を利用した金融商品です。例えば100円で米ドルを買ったとき、101円で売れば1円の利益になります。100円でドルを売ったとき99円で買い戻せばこちらも1円の利益が出ます。通常では1万通か単位で取引をすることが多いので、1円動くだけで1万円の利益になります。
FXは株の現物取引と違い、売りから入ることができるので、値動きさえあればさまざまな戦略を立てて取引をすることができます。FX取引をする人の多くが、コツコツ出した利益を一回の失敗で失ってしまうことです。利益を出すことはとても大切ですが、それ以上にリスク管理が重要になってきます。人間は利益を出しているときは問題ないのですが、損失を出していると焦ってしまって冷静な判断ができなくなってしまう生き物です。
よりシステム的に考えて、時には損失をそれ以上増やさないように途中で損切りすることも大事なのです。損失を限定するには、逆指数取引が有効です。逆指数取引とは、損失をいくらで食い止めるか予め注文を入れておく方法のことを言います。これは発注時に同時に注文を出すことも可能で、常にチャートとにらめっこをしている必要はありません。
常に画面を見ていると、冷静な判断をしにくくなってしまうこともあるので、一度決めた注文内容をコロコロ変更しないようにすると良いでしょう。また証拠金以上の損失が出ないように、FXの業者はロスカットシステムを導入しています。