FXではテクニカル指標を用いることが多いですが、テクニカル指標にはオシレーター系とトレンド系の二つがあります。オシレーター系とは、相場の過熱感をはかる指標です。たとえば、10日間連続で上昇を続けていれば、そろそろ下げるだろうと予想するのは自然なことでしょう。このような予想をもう少し詳しく分析したものがオシレーター系テクニカル指標です。
つまり、相場が上昇しすぎていたり下落していたりする状態を判断するのに用います。RSIやストキャスティクスが代表例です。トレンド系とは相場のトレンドを把握するためのものを指します。最も多くのトレーダーが用いているのが移動平均線です。
FXで移動平均線を用いない人はおそらくいないでしょう。直接的に使わなかったとしても、チャート上に表示させていることが多いです。デフォルトで表示されるようになっているチャートソフトが多くありますから、多くの人が用いているようです。トレンド系としては、他にはADXなどが有名です。
FXの取引をするときには、オシレーター系とトレンド系の両方を用いるのが基本です。相場にトレンドが発生しているかどうかを見るためにはトレンド系を用いるのが良いです。トレンドが発生していれば乗るタイミングを計るためにオシレーター系を用います。トレンドが発生していない場合には何もしないか、あるいは、オシレーター系で細かく逆張りのポジションを持って稼いでいきます。